【硬膜外麻酔とは?脊椎麻酔との違いは?】

※胸椎への硬膜外麻酔 思ったほど痛くありません。
当院では、豊胸術のときに硬膜外麻酔(こうまくがいますい)を行います。
硬膜外麻酔と似ているものに脊椎麻酔(せきついますい)があります。
人間の脊髄は硬膜という膜の内側にあります。
この硬膜の内側はクモ膜下腔(くもまくかくう)という空間になっていて、
髄液(ずいえき)という透明な液体で満たされいます。その中心に脊髄があるのです。
脊椎麻酔では、このくも膜下腔の中に局所麻酔を注入します。
脊髄そのものに麻酔がかかり、とてもよく効くのですが、回復までやや時間がかかるため、
下半身などの場合は半日以上歩けなくなったり、自分で尿をすることもできません。
ですから日帰り手術で行うにはためらわれます。
よく虫垂炎(盲腸)の手術で行われます。
一方、硬膜外麻酔は、硬膜の一歩手前の硬膜外腔(こうまくがいくう)という脂肪で満たされた部分に麻酔を注入します。
脊椎麻酔よりは麻酔の効きは減少しますが、これでも美容外科の脂肪吸引や豊胸術における乳腺など体表に近い部位(身体の浅い部分)
では十分に手術ができますし、何より回復が早いので、数時間後には帰宅できるというメリットがあります。
◆美容整形・外科認定専門医によるカウンセリング実施中
【局所麻酔のみで豊胸術は行える?全身麻酔は? 】
豊胸術を局所麻酔のみで行う、これは問題外です。局所麻酔のみでは豊胸術中の痛みを抑えるのはまったく無理です。
シリコンインプラントを挿入するためのスペースを作るために乳腺下や大胸筋下を剥離する痛みはかなり強く、
麻酔薬の種類に関係なく、局所麻酔では効果がありません。結果的に患者さんが痛がってしまい、麻酔の量を多くしたり、
それでも効かずにあわてて鎮静剤を使用したり、早急に手術を終わらせるなど、患者さんの負担は大きく、
手術そのものが不十分なものになって、全くいいことはありません。
全身麻酔で豊胸術を行うクリニックもたくさんあります。利点としては,
手術中最初から最後まで寝たままで済むことです。
気がついたら手術が無事終わっていた、確かに楽なような気がしますが、麻酔の覚め際に、
呼吸のための管をのどから抜く(抜管といいます)時は結構つらいようで、決して全く楽に終わると言うわけではありません。
また、その後の血圧、呼吸や脈拍などの管理も怠ることはできず、場合によっては日帰りでは難しく、
入院が必要な場合もあることをご理解ください。
*2007年10月、第93回日本美容外科学会・第5回東方美容外科学会(韓国ソウル)において
Dr石原が豊胸術のセッションで座長(チェアマン)を務めるとともに、豊胸術における麻酔法について英語で発表し、世界中の美容外科医の注目を集めました。
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