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生理食塩水バッグ

【生理食塩水バッグ 】

他院で豊胸術を受けた患者さんから取り出した生理食塩水バッグ 他院で豊胸術を受けた患者さんから取り出した生理食塩水バッグ
明らかな破損はありませんが、水は少し抜けています。

生理食塩水とは、体液と同じ浸透圧に調整された食塩水のことです。
医療用として広く使われ、注射や麻酔液を薄めたり、皮膚や創傷の洗浄のするのにも使われます。
この生理食塩水をポリウレタン製のバッグに入れたものが生理食塩水バッグで、 アメリカや日本で約10年ほど使用されたインプラントです。

内容物が水ですから、万が一バッグが破損し、漏れ出すことがあっても、 速やかに体内に吸収されて尿として出ていくので、極めて安全です。

柔らかさでは、他のシリコンジェルなどのバッグと比べるとやや硬めで、そのため、 皮下脂肪が少なく、乳腺の厚みが薄い方に使用すると、皮膚表面に波状の凹凸(rippling)が出ることがあります。
また、生理食塩水バッグには注入用のバルブが存在するため、そこからわずかずつ生理食塩水が漏れ出ることがあり、 10〜15年でつぶれてしまうという医学論文の報告もあります。

実際には、全国で数多く行われた手術の件数の割には、つぶれてしまったと困っている患者さんにお会いすることはまれで、 年に5件程度のようです。
ただし、心配なので今のうちに取り出してほしい、シリコンに入れ変えてほしいとご相談に来られる方は時々いらっしゃいます。

現在ではコヒーシブシリコンが主流ですから、新たに生理食塩水バッグで豊胸術を受ける方は皆無と言っていいでしょう。




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